ワントーンコーデをマスター!自信が生まれる失敗しない色合わせと着こなし術
ワントーンコーデとは? おしゃれに見える理由と挑戦への一歩
ワントーンコーデとは、トップス、ボトムス、アウターなどのアイテムの色を、同系色やグラデーションでまとめる着こなしのことです。一見すると難易度が高いように感じられるかもしれませんが、実はシンプルでありながら洗練された印象を与え、おしゃれな雰囲気を演出できます。
なぜワントーンコーデがおしゃれに見えるのでしょうか。それは、色数を絞ることでコーディネート全体に統一感が生まれ、すっきりとして洗練された印象になるためです。また、色の持つイメージを強調しやすく、落ち着いた大人っぽさや洗練された雰囲気をより強く表現できます。
しかし、「全身同じ色だと単調になるのでは」「どんな色を選べば良いのか分からない」といった不安から、なかなか挑戦できないという方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、ワントーンコーデを失敗なく取り入れ、自信を持って着こなすための基本的な考え方や具体的なテクニックをご紹介します。
失敗しないワントーンコーデの基本:色合わせの重要性
ワントーンコーデを成功させる鍵は、「全く同じ色」にするのではなく、「同系色」でまとめることにあります。ここで重要になるのが、色の「トーン」や「素材感」を意識することです。
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トーン(色の明暗・鮮やかさ)を変える 同じ色(例:ベージュ)でも、明るいベージュ、濃いベージュ、少しくすんだベージュなど、トーンは様々です。トップスに明るいトーン、ボトムスに濃いトーンを選ぶなど、トーンに変化をつけることで、単調さを回避し、立体感と奥行きが生まれます。淡いトーンでまとめると柔らかく優しい印象に、濃いトーンでまとめるとシックで落ち着いた印象になります。
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素材感を変える ニット、コットン、デニム、シルク、レザーなど、同じ色でも素材が異なれば光の反射や質感は全く変わります。例えば、同じネイビーでも、マットなコットンのシャツと光沢のあるシルクのスカートを合わせることで、視覚的な変化が生まれ、表情豊かなコーディネートになります。素材感の組み合わせによって、カジュアルにもきれいめにも、着こなしの雰囲気を調整できます。
これらの要素を組み合わせることで、全身を同系色でまとめても、メリハリのあるおしゃれなワントーンコーデが完成します。
初心者におすすめのワントーンカラー
ワントーンコーデに初めて挑戦する場合、比較的取り入れやすく失敗しにくい色から試してみるのがおすすめです。
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ネイビー 落ち着きがあり、上品な印象を与えます。黒ほど重くなりすぎず、知的で誠実な雰囲気を作れます。カジュアルなアイテムにもきれいめなアイテムにも合わせやすく、トーンの濃淡も豊富なので、組み合わせやすいカラーです。
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ベージュ 柔らかく、洗練された印象を与えます。肌馴染みが良く、優しい雰囲気を演出できます。カジュアルにもきれいめにも幅広く対応し、特に春夏には軽やかな印象で着こなせます。トーンによっても印象が大きく変わるので、季節やなりたいイメージに合わせて選びやすい色です。
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グレー クールで都会的な印象を与えます。無彩色なので他の色とも馴染みやすく、トーンの幅も広いため、組み合わせ次第で様々な雰囲気を表現できます。ライトグレーで軽やかに、チャコールグレーでシックにまとめるなど、多様な着こなしが楽しめます。
これらの色は、失敗のリスクが少なく、お手持ちのアイテムにも比較的多い色ではないでしょうか。まずはこれらの色から、トーンや素材感を意識して挑戦してみることをおすすめします。
実践!ワントーンコーデの着こなし例
ここでは、初心者の方でも挑戦しやすい、具体的なワントーンコーデの組み合わせ例をご紹介します。
例1:ベージュのワントーンコーデ
- トップス:オフホワイトに近い明るいベージュのニット(ローゲージニットなど凹凸のある素材)
- ボトムス:やや濃いめのベージュのワイドパンツ(ハリのあるコットン素材)
- 靴:ベージュ系のスニーカーまたはローファー(素材感の違うもの)
- 小物:ブラウン系のバッグやベルト
明るいニットとハリのあるパンツでトーンと素材に変化をつけ、奥行きを出します。小物は同系色か、馴染みの良いブラウン系を選ぶと全体のまとまり感がアップします。
例2:グレーのワントーンコーデ
- トップス:ライトグレーのスウェットシャツ(裏毛素材)
- ボトムス:チャコールグレーのスラックス(ウール調のきれいめ素材)
- 靴:白またはグレーのスニーカー(レザー素材など)
- 小物:シルバー系のアクセサリーや黒のリュック
カジュアルなスウェットをきれいめなスラックスと合わせることで、素材感のコントラストが生まれます。トーンの違うグレーを組み合わせることで、シンプルながらもおしゃれなストリートスタイルが完成します。
例3:ネイビーのワントーンコーデ
- トップス:明るめのインディゴブルーのデニムシャツ
- ボトムス:濃いネイビーのチノパンツ(ハリのあるコットン素材)
- 靴:ネイビーまたはブラウンの革靴
- 小物:ネイビーのキャップやトートバッグ
デニムシャツとチノパンツというカジュアルな組み合わせですが、ネイビーのトーンを使い分けることで洗練された印象になります。足元を革靴にすると、より大人っぽい雰囲気に仕上がります。
さらにレベルアップ!ワントーンコーデの応用テクニック
ワントーンコーデに慣れてきたら、さらに一歩進んだテクニックを取り入れてみましょう。
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差し色を取り入れる バッグや靴、アクセサリー、マフラーなどで、コーディネート全体のワントーンとは異なる色を少量加えることで、着こなしにアクセントが生まれます。派手な色でなくても、白や黒、または少しくすんだアースカラーなどを取り入れるだけでも効果的です。
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柄物を取り入れる ワントーンコーデの中に、同系色のチェック柄やストライプ柄のアイテムを一点取り入れると、遊び心が加わり、よりこなれた印象になります。柄の面積は小さめにするか、他のアイテムのトーンや素材感をシンプルにまとめると、全体がごちゃつかずにまとまります。
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アクセサリーや小物で質感をプラス ネックレス、ブレスレット、腕時計、メガネなどのアクセサリーや、バッグ、帽子、ベルト、靴下といった小物は、ワントーンコーデの印象を大きく変えることができます。金属やレザー、スエード、ニットなど、様々な素材の小物を加えることで、単調さをなくし、スタイリングに深みを与えることができます。
まとめ:ワントーンコーデで新しい自信を
ワントーンコーデは、色のトーンや素材感を意識することで、誰でも簡単におしゃれに見せることができるテクニックです。最初は手持ちのアイテムの中から、ネイビー、ベージュ、グレーといった馴染みやすい色で試してみてはいかがでしょうか。
全身を同系色でまとめるという行為は、普段の服選びとは少し違う視点を持つきっかけとなり、新しい自分を発見することにもつながります。この記事でご紹介したポイントや着こなし例を参考に、ぜひワントーンコーデに挑戦してみてください。
きっと、シンプルでありながら洗練されたワントーンコーデが、あなたの新しい自信に繋がるはずです。服選びの楽しさをさらに広げ、日々の着こなしに自信を持って取り組んでいきましょう。